フェルスタッペン、闘争心は高評価も「率直すぎる」と元F1ドライバーが苦言
オランダ人の元F1ドライバー、クリスチャン・アルバース氏がハミルトンとの攻防やチーム批判について私見を語った
知っておきたいポイント
- 元F1ドライバーのクリスチャン・アルバース氏が、レッドブルのマックス・フェルスタッペンについてオランダ紙『デ・テレグラーフ』で私見を述べた。
- アルバース氏はハンガリーGPでのルイス・ハミルトンとの攻防を例に、フェルスタッペンが誰が相手でも変わらぬ姿勢で戦う点を称賛した。
- 一方で、レッドブルやマシンへの率直すぎる批判は「行き過ぎることもある」と指摘し、チームをもっと擁護すべきとの見方にも同調した。
レッドブルのマックス・フェルスタッペンをめぐり、元F1ドライバーのクリスチャン・アルバース氏が新たなコメントを寄せたことが明らかになった。オランダ人であるアルバース氏は、同郷のフェルスタッペンが持つ妥協のない闘争心を高く評価する一方、公の場でチームやマシンを厳しく批判する姿勢については、時に行き過ぎることもあるとの見方を示している。
アルバース氏がまず取り上げたのは、ハンガリーGPで見せたルイス・ハミルトンとの激しい攻防だ。特定の相手への対抗心があったのではという問いに対し、アルバース氏はこれを否定。フェルスタッペンは相手が誰であっても同じように全力で戦うタイプであり、それこそがレッドブルが彼に高額な年俸を支払う理由だと説明した。毎周、あらゆるコーナーとブレーキングポイントで戦い続ける姿勢が、高い評価につながっているという。
一方でアルバース氏は、フェルスタッペンの率直さについては複雑な思いもあると明かした。インタビューでの発言を見て疑問を感じることがあるとしつつも、正直に「気に入らない」と言い切れる姿勢自体には価値があると認めている。ただし、22人のドライバー全員が最高のマシンで勝ちたいと願う中、チーム側がその率直な批判にどう向き合うべきかは難しい課題だとも語った。
さらにアルバース氏は、フェルスタッペンが自身の状況に集中するあまり、ほかの21人のドライバーも同じように世界王者を目指していることを見落としがちだと分析。RB22への批判を繰り返すのではなく、もっとチームを擁護する姿勢があってもよいという意見にも同調した。基本パッケージをゼロから理想通りに作ることは難しく、開発が思い通りに進まなければフラストレーションがたまるのは理解できるとしながらも、ファクトリーで働く約1,000人のうち多くがフェルスタッペンと同じ方向を目指して尽力している点にも触れた。
レッドブルはこれまで、フェルスタッペンによる厳しい批判を受け止め続けてきた。4度の世界王者としての実績と、2027年以降の去就が注目される中、フェルスタッペンの率直な発言力とチーム内での立場の強さが改めて浮き彫りになった形だ。